Web広告とは?種類や特徴、媒体の選び方や成果を出すポイントまで解説
マーケ・広告
近年、テレビCMや新聞などのマス広告よりもWeb広告を利用する企業が増えています。
そこで、Web広告を出稿して自社の商品を宣伝したいと考えている企業も多いのではないでしょうか。
しかし、Web広告は10種類以上あり、目的に合わせて選ばなければ、広告の効果を最大限発揮することが難しいです。
本記事では、たくさんあるWeb広告の種類や特徴、広告の選び方について解説しています。
Web広告とは
Web広告とは、WebサイトやSNSなど、Web上のメディアに掲載される広告です。
たとえば、YouTubeで動画を視聴する人であれば、動画の冒頭や途中で広告が流れているのを一度は見たことがあると思います。
そのYouTubeで流れている広告も立派なWeb広告の一部といえます。
ほかにも、SNS上にある広告やWebサイト上にある広告など、その種類は10種類以上もあります。
しかし、広告ターゲットなどに違いはあれど、どの広告も多くの人に見てもらい、商品やサービスを提供するといった目的に変わりはありません。
Web広告を利用するメリット
Web広告の出稿には、時間とコストが必要です。
しかし、それらをかけてでも利用するメリットがWeb広告には5つあります。
コストを抑えられる
Web広告を出稿する際には、大きな予算が必要と考える人も多いですが、実はそのようなことはありません。
たとえば、広告の課金方式をクリック型にした場合は、ユーザーが広告をクリックしたときのみに料金を支払うため、広告費を最小限に抑えることが可能です。
もちろん、出稿する広告の種類によってはある程度大きな予算が必要な場合もあります。
ターゲティングを細かく設定できる
Web広告は、ターゲティングを細かく設定できるため、不特定多数に発信する広告とは違い成果を出しやすいです。
たとえば、Web広告の場合は、どんな広告を、どのような人に、いつ見てもらうかなどを設定することで、目的のターゲットに広告を見てもらいやすくできます。
短期間で効果が得られやすい
Web広告は、テレビCMなどのマス広告と比較して、短時間で効果を得やすいです。
また、広告の出稿にかかる時間も、マス広告と比較すると短時間でできるため、広告を出稿すると決めてから短時間で効果を得たいのであれば、Web広告を利用するとよいでしょう。
特にアフィリエイト広告などは、不特定多数の人に見てもらうマス広告とは違い、悩みを抱えている人などに広告を届けられるため、短期間で効果を得やすいです。
効果測定が正確にできる
Web広告の場合、広告が効果的に利用できているかを、正確に測定できます。
どのような点においてもPDCAを回すことが大事ですが、Web広告においてPDCAを回すには、効果測定が正確にできなければいけません。
効果測定がしっかりできれば、現在出稿しているWeb広告の内容などを改善して、よりよいWeb広告を出稿できます。
広告内容の変更ができる
テレビCMなどのマス広告は、一度出稿してしまうと簡単に内容の変更ができません。
しかし、Web広告であれば、広告を出稿中であっても内容の変更が可能です。
たとえば、出稿した広告が期待した結果を出していない場合、効果が得られそうなキーワードに変更できます。
Web広告の種類と特徴
Web広告には、冒頭でも解説したような動画広告だけに限らず、様々な種類の広告が存在します。
本記事では全部で10種類のWeb広告について特徴を解説します。
リスティング広告
リスティング広告は、Googleなどの検索エンジンの検索結果に表示される広告です。
ユーザーが検索するキーワードに合わせて広告を表示するため、効果的に広告を見てもらえます。
そのため、商品や提供したいサービスへ関心をもってもらいやすいです。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、サイト上の広告を出稿できる枠に写真や映像などを掲載することが可能な広告です。
文字だけでなく写真や映像を使用することで、広告を見た人に内容をイメージしてもらいやすくなります。
短時間で広告の内容を届けたい場合におすすめの方法です。
SNS広告
SNS広告は、TwitterやInstagram、LINEなどに出稿する広告です。
たとえば、LINEではトーク欄の上部に広告が表示されます。
このように、SNS広告はユーザーが自然に目に触れる場所に広告を表示できるため、ユーザーに広告を受け入れてもらいやすいといったメリットがあります。
純広告
純広告は、広告が掲載される期間が決まっており、その期間であれば必ず広告が表示されます。
Webメディアの多くの人が見る目立つ位置に出稿できるため、商品を認知しているしていないにかかわらず、多くの人に見てもらえます。
必ず表示できる点と多くの人に見てもらえる点を活かし、商品の認知拡大を目的とする際に利用するとよいでしょう。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、ブログ記事などに広告を掲載してもらい、広告経由で商品を購入されたり、資料請求などがあった場合に料金を支払うものです。
成果報酬型の広告形態ですため、商品を購入されたり、資料請求などがない場合は広告費用は発生しません。
そのため、最低限のコストで広告運用をしたい人におすすめです。
リターゲティング広告
リターゲティング広告は、一度広告を訪問したことがある人に対して、再度広告を配信することで再訪問を促すものです。
初めて広告を見る人よりも商品の購入などに発展する確率が高くなる傾向にあります。
値段が高めの商品などは、一度で購入を決めるのが難しい場合も多いため、リターゲティング広告を有効活用するとよいでしょう。
動画広告
動画広告の代表例としてはYouTube広告が挙げられます。
短時間で広告の内容を宣伝し、そのままWebサイトに訪問してもらうなどの流れも作りやすいです。
記事広告
記事広告はWebサイト内の記事に掲載される広告で、それぞれのサイトに商品の宣伝をしてもらう形になります。
記事広告がアフィリエイトと似ていると感じる人もいるでしょう。
記事広告は、サイト管理者と広告主が協力して広告を配信するという点がアフィリエイト広告とは異なります。
また、広告を掲載するサイトの信用度や認知度が高いと、より高い効果を期待できます。
ネイティブ広告
ネイティブ広告は、Webメディア内に掲載される広告で、ユーザーが見ても広告だとわからないよう、ほかのコンテンツに自然とまぎれています。
コンテンツに対して違和感が出ないように、広告を出稿できるため、ユーザーが不快に感じづらいです。
メール広告
メール広告は、既存の顧客へ案内を流す際におすすめの広告です。
新しい商品の販売などをお知らせできるため、商品購入へも繋がりやすいです。
しかし、広告を見てもらえないリスクがあるなど、ほかの方法と比較すると広告の効果が低い場合もあります。
Web広告における媒体の選び方
前述したとおり、Web広告には様々な種類があります。
そのため、どの広告を利用すればよいのかわからない人も多いでしょう。
実際にWeb広告を選ぶ際は、以下の2点に注目しましょう。
ターゲットに合った媒体を選ぶ
まず、どのような人(年齢、性別など)に向けて発信するのかを明確にしましょう。
たとえば、若年層をターゲットに広告を配信したいのであれば、InstagramやTwitterなどの媒体でSNS広告を活用するとよいです。
広告を掲載する場所や種類を、ターゲットのいないところで出稿しても集客効果などは期待できません。
自分達が狙うターゲットを明確にすることと、利用したい広告はどのような人たちに効果的なのかという点をはっきりさせておきましょう。
広告の目的から選ぶ
広告を利用する目的にあった種類の媒体を選びましょう。
たとえば、自社が販売する水を売るとすると、水が欲しくない人に商品を宣伝しても、広告の効果はあまり期待できません。
このような場合に広告を利用したければ、水を欲しいと思っている人に情報を届けられる広告を選ぶ必要があります。
Web広告運用で効果を出すポイント
Web広告は、正しく利用する広告を選べば、効果を最大限発揮できるわけではありません。
広告を正しく運用するためにも以下のポイントを押さえておく必要があります。
Web広告運用の目的を明確にする
Web広告を運用する目的は人それぞれで、自社が販売している商品の拡散や、商品を購入して欲しいなどの目的が考えられます。
広告を運用する際には、なぜ広告を利用するのかを明確にしましょう。
多くの人に認知して欲しいのであれば、動画広告やSNS広告を利用するなどがおすすめとなります。
目的が変わればおすすめの広告の種類も変わるため、最初に広告を出稿する目的をはっきりさせなければいけません。
「誰に何を伝えたいか?」を明確にする
広告の運用目的と同じように、誰に何を伝えたいかを最初に明確化しておきましょう。
なぜなら、誰に何を伝えたいのかはっきりしないと、広告の作成ができないからです。
また、伝えたいことが明確になっていない広告は、ユーザーにも響きません。
顧客行動に合わせた広告設計をする
広告を利用する際は、顧客の行動を予測して広告設計をするとよいです。
たとえば、自社が水を販売する場合、以下のような顧客の行動が予測できます。
- おいしい水を探すためにネットで検索する
- ほかの商品と比較する
- それぞれの口コミや評判を調べる
- 自社のサイトを訪問する
上記のように顧客の行動を予測すると、リスティング広告から始めるなど、優先順位がわかります。
KPIを設定しPDCAを回す
前述したとおり、顧客の行動を予測してこちらが行動しても、必ずしも上手く行くわけではありません。
そのこで、KPI(指標)の設定とPDCA(計画・実行・評価・改善)を回すことが重要です。
漠然と広告を運用するのではなく、KPIを設定することで、目標に対しての現在地を正しく把握できます。
また、PDCAを回すことで、目標から遠ざかってしまっても、軌道修正ができるため、失敗するリスクを減らせます。
Web広告の課金方式
Web広告はタダで出稿できるわけではありません。
Web広告は広告の種類によって課金方式が異なります。
主に下記の7つの方式があるため、それぞれどのようなものか把握しておきましょう。
クリック課金(CPC)
クリック課金は、広告を1回クリックするたびに費用が発生する課金方式です。
リスティング広告やSNS広告などでは、クリック課金で費用が発生する場合があります。
インプレッション課金(CPM)
インプレッション課金は、広告が表示されるたびに費用が発生する課金方式です。
ディスプレイ広告などは、インプレッション課金の場合があります。
エンゲージメント課金(CPE)
エンゲージメント課金は、あらかじめ指定した行動をユーザーがとった場合に費用が発生する課金方式です。
アフィリエイト広告やSNS広告などで数多くの広告で、このエンゲージメント課金を採用している場合があります。
成果報酬課金(PPA)
成果報酬型課金は、商品の購入など一定の成果があった際に費用が発生する課金方式です。
アフィリエイト広告などで、成果報酬課金が採用されている場合があります。
ほかの方式と違い費用を支払う機会は少ないものの、一回で支払う額が多い特徴があります。
視聴課金(CPV)
視聴課金は、動画が視聴された回数に応じて費用が発生する課金方式です。
動画広告ではこの視聴課金方式が採用されています。
掲載期間保証型課金(CPD)
掲載期間保証型課金は、広告が配信されている期間によって費用が発生する課金方式です。
バナー広告など、一定期間広告を配信するものに採用されている方式になります。
配信数型課金
配信数型課金は、広告が配信される回数に応じて費用が発生する課金方式です。
配信数型課金はメール広告で採用されています。
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Web広告の効果を最大化するには、ツールやフレームワークを活用しつつ、正しい手順と方法で行う必要がありますが、経験豊富なマーケターでないと難しい部分が多いのも事実です。
マーケターの年収相場はほかの職種に比べて高く、自社で専属のマーケターを雇うのは難しいケースもあるでしょう。
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