【人材紹介会社】手数料や相場はどれくらい?退職した場合も解説

これから採用活動をおこなっていく方は「人材紹介サービスを利用したら、どれくらいの手数料がかかるの?」と疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

手数料は成果報酬型の会社がほとんどなため、実際に採用してから正確な費用を知ることが多いです。

この記事では、企業が人材紹介会社に支払う手数料や相場、メリット・デメリットについて紹介しています。

手数料の算出方法や退職してしまった場合についても解説しているので、参考にしてみてください。

目次

人材紹介会社へ支払う手数料とは

人材紹介へ支払う手数料とは、人材紹介サービスを活用して採用が決まった際に支払う紹介手数料のことです。

多くの人材紹介会社は、実際に採用したときに手数料が発生する成果報酬型にしているので、正式に採用が決まるまでは料金がかかりません。

料金を支払うタイミングとしては、入社者が自社に入社したときになるのが一般的です。

また、紹介手数料の算出方法には「上限制手数料」と「届出制手数料」の2種類があるので、こちらも詳しくみていきましょう

上限制手数料

上限制手数料は、採用決定した人に支払われる6ヶ月分の賃金額の10.8%が手数料の上限となる制度です。

たとえば、年収500万円の人を採用した場合、6ヶ月分の賃金である250万円の約10%=25万円が手数料になります。

2つの制度があるものの、実際には上限制手数料を採用している人材紹介会社はほとんどなく、次に紹介する届出制手数料を採用している会社が多いです。

届出制手数料

届出制手数料は、求職者に支払われた賃金の最大50%までの手数料を上限に自由に設定できる制度です。

料率50%とされていますが、実際には手数料を50%にしている会社はほとんどなく、相場としては理論年収の30〜40%程度になります。

理論年収とは、新しい年度の始めからその年度末まで在籍した期間の年収のことです。

理論年収=月額給与12ヶ月分+交通費以外の諸手当+賞与

仮に、月給20万円、賞与2ヶ月分、諸手当月10万円だとしたら

(月額20万円×12ヶ月)+賞与(20万円×2ヶ月)+諸手当(10万円×12ヶ月)=理論年収300万円

となります。

また、フリーランスエージェントを活用する場合、案件内容や営業担当によって手数料は異なりますが相場としては報酬の10〜30%です。

100万円の案件であれば10〜30万円の手数料を支払うことになります。

フリーランスエージェントの場合、手数料は非公開にしている会社が多く、登録してからわかることがほとんどです。

入社者が退職してしまったら

入社者が入社後すぐ退職してしまった場合、紹介手数料は返ってくるのでしょうか。

多くの人材紹介会社は、早期退職してしまった場合、紹介手数料の一部が返金される「返還金規定」を設けています。

一例としては、入社後30日未満で退職したら手数料の80%前後、60日未満で退職したら手数料の50%前後など。

ちなみに、返還されるのは自己都合退職の場合のみとなるので、業績悪化や解雇などの会社都合退職には返還されません。

人材紹介会社によっては保証期間を設けているところもあるので、契約を結ぶ前にそのあたりも確認しておくのがいいでしょう。

人材紹介を活用するメリット・デメリット

ここでは、人材紹介を利用するメリット・デメリットについて紹介しています。

メリット:人件費や採用にかける時間を短縮できる

自社が希望する人材のみを選出して紹介してくれるため、採用担当者の人件費や選考の工数を減らせます。

具体的には、求人票の作成や応募連絡の対応、面接日程の調整、合否連絡などの業務の代行です。

給与面の交渉や不採用時の連絡など、直接本人に言いにくいことでも仲介を通せば心の負担も軽減できるでしょう。

また、何人紹介してもらっても最終的に採用しなければ紹介料を支払わなくてもよいので、不要なコストが省けて効率的に採用できますよ。

メリット:非公開求人を出せる

一般的な求職サイトやアプリとは違い、非公開求人を出せるのもメリットのひとつです。

競合他社に知られたくない、求人に対する応募を殺到させたくない場合に活用する企業が多いです。

また、新規事業のメンバーや役員や幹部など極秘の採用をおこなう際もプライバシーを守りながら採用活動を進められますよ。

デメリット:採用単価が高くなる

採用が決まって入社した場合、一人あたりの採用単価は高めです。

理論年収の30〜40%支払うことになるので、たとえば年収1000万円紹介料35%なら350万円必要です。

採用が決まるまでは何人でも費用はかからないので、トータルで見ると高くないかもしれませんが、採用人数が多ければ多いほど負担が増えるでしょう。

デメリット:採用経験が積めない

人材紹介会社は選考から入社までのフォローをしてくれるため、採用担当者の負担を減らせる反面、採用経験を積めないことがデメリットにあげられます。

今後自社でのみの採用を考えているのであれば、人材紹介会社だからこそ知っているノウハウや競合他社の動向などを掴めるよう努めるなど、代行しても採用業務に積極的にかかわりましょう。

人材紹介で失敗しないためのポイント3つ

人材紹介は、一人当たりの単価が高いぶん採用するならできるだけ失敗はしたくないですよね。

ここでは、人材紹介で失敗しないために気をつけておきたいポイントを紹介しています。

  • 理想像を明確にしておく
  • 人材紹介会社の得意分野を知っておく
  • 対応はスピーディーに

理想像を明確にしておく

まず、求める人材の経験やスキル、実績などを明確に設定しておきましょう。

求める人物像があやふやでは、入社後にミスマッチがおこったり、社員同士での認識にズレが生じたりしてしまいます。

たとえば、条件として「ある程度経験を積んでいる人」ではなく「3〜5年実務経験がある人」と具体的な数値を用いてクリアにするなどです。

さらに、条件の中での優先順位をつけておくのもおすすめです。

優先順位をつけてなければ、「あれもこれも」とハードルを上げてしまって採用できなくなってしまう可能性もあります。

高額な手数料を払うからと言って高望みしすぎることがないように、エージェントのアドバイスを聞いてみるのもおすすめです。

人材紹介会社の得意分野を知っておく

人材紹介会社によっては、広告やIT系、フリーランスに特化していることもあります。

多くの人材が登録している大手も魅力的ですが、自社の業種にマッチするエージェントを選ぶことで余分な時間を省ける可能性もありますよ。

対応はスピーディーに

レスポンスはできるだけスピーディーにおこなうことで、欲しい人材の獲得につながります。

基本的にエージェントは、一人の求職者に対して複数の企業を提案することが多いです。

そのため、選考スピードが遅いと応募者が選考途中で離脱してしまったり、対応の早い企業に人材が流れてしまったりすることがあります。

結果的に優秀な人材が他社に流れてしまうこともあるので、スピード感をもって対応するように心がけましょう。

まとめ

人材紹介サービスを利用すれば、初期費用が抑えられ、採用工数を削減できます。

かかる手数料は採用人数分で不要なコストをかけることなく自社に適した人材を採用できるため、人材紹介を活用している企業は多いです。

エージェント型の人材紹介サービスJOB DESIGNであれば、プロレベルのスキルをもった人材の採用が可能です。

とくに、Webマーケターに特化しており完全フルリモート案件なので、全国からスキルの高い人材の採用、即戦力の採用が可能になります。

完全成果報酬で相談や掲載も無料なので、まずは気軽にご相談ください。

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