最近では「在宅ワーク」という言葉も定着しており、将来在宅フリーランスとして活動したいと考える人も増えたのではないでしょうか。
- 在宅でできるフリーランスの職種は?
- 1人で自由に仕事がしたい
- フリーランスに興味があるけどよくわからない
フリーランスといっても、職種はさまざまです。
実務経験が必要な職種もありますが、未経験でもなれる職種もあります。
この記事では、フリーランスの定義からフリーランスにおすすめの在宅ワーク職種、フリーランスになるための準備について解説しています。
仕事選びを間違えたり、しっかり準備をしなかったりすると、「結局会社員戻りに…」なんてことになりかねません。
自分がこの職種でフリーランスになっても大丈夫だろうかという視点をもって、参考にしてみてください。
目次
フリーランスとは
フリーランスとは、会社や団体などには所属せず、仕事に応じて自分1人で契約する人のことを指します。
自分のスキルを契約ごとに提供し、その対価として報酬を受け取るという働き方です。
フリーランスは企業に雇用されないので独立した事業主として、自己責任で進めなければなりません。
そのため、最低賃金、労働時間、休日など、会社に勤める人を保護する規定からは対象外です。
どのような仕事をするかは自分次第ですが、受注から納品まですべて1人で完結させることが求められます。
個人事業主との違い
会社や団体などと雇用関係がなく、仕事を請け負う人に「個人事業主」というものがあります。
個人事業主とは、「個人で何かの事業を行っている人」のことを指します。
フリーランスと困惑してしまいやすい個人事業主は、どのような違いがあるのでしょうか。
フリーランスは単発の仕事ごとに契約を結び、その案件ごと業務を行う働き方なのに対し、個人事業主は税務署に開業届を提出し、法人を設立せずに個人で事業を営んでいる人のことを指します。
そのため、フリーランスが税務署に開業届を出すと、税務上は個人事業主に分類されます。
つまり、フリーランスとは「働き方」や「契約方法」のことで、個人事業主は「税務上の区分」のことを言うのです。
【フリーランス】おすすめ在宅ワーク職種9選
在宅フリーランスの職種はどのようなものがあるのでしょうか。
以下10の仕事をご紹介します。
- プログラマー
- webマーケター
- webディレクター
- 動画編集者
- YouTuber
- webライター
- イラストレーター
- webデザイナー
- グラフィックデザイナー
プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を使ってwebサイトやアプリなどを開発する仕事です。
システムエンジニアが作成した仕様書をもとに、プログラムのコードを記述します。
スマホアプリなどをはじめ、AIなどの開発も活発でありプログラマーの需要は高まっていくでしょう。
プログラマーは会社勤めが多かった職種ですが、近年ではパソコン1つあれば開発できるような環境も整っているため、在宅でのプログラマーも増えています。
ただし、フリーランスとしてはじめるには、開発言語やデータベースなどのそれなりのプログラミングスキルが必須です。
webマーケター
webマーケターとは、webサイトやスマホアプリ、SNSなどを活用したマーケティングに携わる仕事です。
担当するサービスや商品の売り上げ拡大、ブランドの認知向上のための企画立案や施策実行をします。
さまざまな部署と協力しながら進めていくため、コミュニケーションスキルや情報収集能力、ニーズの汲み取り力が大切です。
未経験からwebマーケターになることは不可能ではありませんが、マーケティングのスキルや知識は実務経験を積むことで身に付くものなので、一度会社に就職してからの独立がおすすめです。
webディレクター
webディレクターとは、webの制作・運営においての責任者のことです。
プロジェクトを管理・進行する役割を担い、クライアントの要望にかなうwebコンテンを作りあげる仕事です。
主な業務は、スケジュールの進行管理、コンテンツの品質管理、プロジェクトメンバーの選定、クライアントと現場の橋渡しなどをします。
サイト制作に関わるすべての人をまとめるため、スケジュール管理能力とコミュニケーション能力が求められます。
ライターや編集としての実績がある方におすすめです。
動画編集者
動画編集者は、撮影された映像を加工し、音楽やテロップを入れる仕事です。
広告やYouTubeの編集が多く、相場は動画1本あたり5,000〜1万5,000円です。
YouTubeの市場が大きくなっている今、動画に対する需要が高まっているため、これから先幅広く活躍できる職業でしょう。
未経験からでもできて、クラウドソーシングなどでは初心者向けの案件もあります。
YouTuber
YouTuberとは、「YouTube」に自作動画を投稿するクリエイターのことです。
動画の再生回数に応じての広告収入や、企業の商品やサービスをPRすることで報酬が獲得できます。
自分の持っているノウハウや趣味など、選べるジャンルはさまざまです。
もともと有名人などでない限りYouTubeだけで生活できるようになるまでは時間がかかるので、まずは副業ではじめてみて軌道に乗ったらフリーランスになるのがいいでしょう。
webライター
webライターとは、企業や個人から依頼を受けてwebサイトやwebコンテンツに載せる記事を執筆する仕事です。
フリーランスのwebライターの場合は、自分の扱うジャンルによって報酬の差があることがほとんどです。
基本的にパソコンがあれば自宅やカフェなど好きな場所で自由に作業ができるので柔軟な働き方ができます。
即金性も高く、スキルなしの未経験からでもはじめやすい仕事です。
イラストレーター
イラストレーターは、紙媒体の広告・イラスト作成や、webゲームで使うキャラクターの作成などの仕事です。
他にも、企業のロゴやYouTubeのサムネイル画像、ブログやSNSに掲載する図解なども制作します。
フリーランスのイラストレーターは、広告代理店や制作会社の下請けやパートナーとして働くことが多いです。
イラストを制作する際には、IllustratorやPhotoshop、XDの編集スキルは必須です。
webデザイナー
webデザイナーは、デザイナーの中でもwebに特化した仕事でホームページやwebサービスのデザインをします。
在宅でできる仕事として近年人気を集めている職種です。
フリーランスの場合は営業から納品まですべて自分1人ですることが多く、デザインスキルだけでなくお客様の要望をきくコミュニケーション能力も求められます。
とくに資格などはいりませんが、webデザインに関する基礎的な知識や、HTMLやCSSの知識は必須です。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、パンフレットやチラシのような紙媒体やwebコンテンツに載せるグラフィックデザインを行う仕事です。
クライアントの要望に合わせて訴求すべきターゲット層にマッチするデザインを考案します。
ただし、デザインのスキルは必須なので実務経験がなければ独立するのは難しいでしょう。
フリーランスになりたいなら、するべきこと
では、フリーランスになりたいと考えている人は今から何をするべきなのでしょうか。
以下3つのするべきことについて解説しています。
- 1年目分の貯金をしておく
- 副業としてはじめておく
- 未経験不可の業種なら実務経験を積む
1年目分の資金を用意しておく
会社を退職をして1年目を乗り切るための資金は用意しておきましょう。
フリーランスになると、軌道に乗るまではほとんど収入を得られないこともあります。
最初からたくさん稼げるフリーランスもいますが、それはごくわずかの人です。
やっとフリーランスになれたけど、お金がなくて結局数ヶ月で就活を始める…なんてことにはならないようにしましょう。
また、会社員時代は天引きされるので意識していなかった税金や保険料、年金などかかるお金は意外とあります。
退職後にかかるお金のイメージをしっかりして、資金を用意しておきましょう。
副業としてはじめておく
まずは会社員をしながら副業として仕事を受注しましょう。
いきなり独立するよりも副業ではじめて基盤をつくってから独立する方が金銭面でも大きなリスクを抱えることは少なく、精神面も安定して働けます。
フリーランスになるための実績作りとして、まずはクラウドソーシングやマッチングサービスなどで仕事をはじめてみましょう。
未経験不可の業種なら実務経験を積む
グラフィックデザイナーやwebディレクターなどの経験を活かす職種が希望であれば、まずは実務経験を積むべきです。
独立しやすい職種に転職して実務経験を積み、フリーランスを目指すのが結局一番リスクが少ないです。
あらかじめスキルの習得が必要なら今の会社で働きながら、空いた時間でスキルを習得し、転職のための準備をしましょう。
フリーランスになりたいなら今から準備
自分のなりたい職種が決まればすぐに準備をはじめましょう。
フリーランスになりたいのであれば、貯金やスキル習得、副業としてはじめるなどやるべきことはたくさんあります。
事前準備をしっかりしておくことでリスクを最低限に抑えられますよ。
「どの職種がいいかわからない」という方はまずは興味のある分野をネットなどで覗いてみるか、webライターや動画編集などの未経験からでもはじめやすいものに手を付けるのがいいでしょう。
フリーランスになると高いスキルや実績が有利になるので、まずは副業からはじめてみるのがおすすめです。
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