フリーランスの平均年収はいくら?職種別の目安、高収入を目指すコツを紹介
フリーランス
フリーランスに興味がある人やフリーランスになった人はこのように思ったことはありませんか?
- フリーランスに転身したいけど実際どれくらい稼げるの?
- フリーランスになったけど他の人はどれくらい稼いでいるの?
フリーランスは働き方や職業で年収は大きく異なります。
この記事では、フリーランスの平均年収やタイプ別の年収、高収入フリーランスになるためのポイントについて解説します。
フリーランスの年収について気になっている方は参考にしてみてください。
フリーランスの平均年収
フリーランス白書2020によると、フリーランス全体の年収は200〜400万円未満が22.9%ともっとも多く、続いて200万円未満が22.5%となっています。
思ったよりも少ないと感じた方は多いのではないでしょうか。
このフリーランスの全体の年収は副業の人なども含まれています。
フリーランスとして働く人全体をまとめたものになるため、年収の幅が広くなっています。
では、会社員と同程度の就業時間のフリーランスと比べてみるとどうでしょうか。
「月140時間以上」働いているフリーランスと「月140時間未満」のフリーランスの年収は以下のようになっています。
年収 | 月140時間未満 | 月140時間以上 |
200万円未満 | 36.9% | 8.4% |
200〜400万円 | 23.8% | 22.0% |
400〜600万円 | 17.0% | 22.7% |
600〜800万円 | 7.8% | 15.4% |
800〜1,000万円 | 7.1% | 12.9% |
1,000〜1,200万円 | 3.6% | 5.6% |
会社員の就業時間に近い「月140時間以上」働いているフリーランスの年収は400〜600万円未満が22.7%ともっとも多いです。
ちなみに、国税庁の調査によると会社員の平均年収額は467万円です。
フリーランスの中には会社員と同等もしくはそれ以上に稼いでいるフリーランスが少なくないことがわかります。
【タイプ別】フリーランスの平均年収
フリーランスと言ってもさまざまなタイプがあり、働き方によって年収も大きく異なります。
フリーランスのタイプは以下4つにわかれます。
- 副業系すきまワーカー
- 複業系パラレルワーカー
- 自由業系フリーワーカー
- 自営業系独立オーナー
副業系すきまワーカー
新・フリーランス実態調査2021-2022年版によると、副業系すきまワーカーの平均年収は62.3万円です。
副業系すきまワーカーとは、会社に勤めながら空いた時間で副業フリーランスとして仕事をしている人のことを指します。
本業以外の収入源を目的とする人が多く、お小遣い程度の収入の人がほとんどです。
複業系パラレルワーカー
複業系パラレルワーカーの平均年収は102.8万円です。
複業系パラレルワーカーとは、1つの会社のみで働くのではなく複数の会社と契約をして働く人のことを指します。
企業との契約ベースで仕事をしているため、副業系よりも年収は高くなりやすいです。
自由業系フリーワーカー
自由業系フリーワーカーの平均年収は、89.0万円です。
自由業系フリーワーカーとは、特定の勤務先がなく自分の専門分野の仕事を業務委託という形で仕事をする人です。
企業勤めから独立してなる人が多く専門的なスキルを必要とするため、フリーランスの中ではもっとも少ないでしょう。
自営業系独立オーナー
自営業系独立オーナーの平均年収は297.5万円です。
自営業系独立オーナーとは、個人事業主や法人の経営者のことです。
年々人数は増えており、フリーランスの中ではもっとも多い31.7%となっています。
スキルや資格、固定資産などを活用して仕事を行っており、一般的なフリーランスのイメージに一番近いタイプです。
【職種別】フリーランスの年収
職業別では特定のスキルや資格が必要な職種が平均年収が高くなりやすい傾向にあります。
以下4つのフリーランスの職業別平均年収をご紹介します。
- エンジニア
- クリエイティブ職
- ライター・編集系
- コンサルタント
エンジニア
フリーランス白書2020によると、エンジニアの年収は800万円以上が29.8%ともっとも多くなりました。
エンジニアとは工学に関する専門的な知識やスキルをもった人のことで、日本では技術者とも呼ばれます。
理系以外の方でもコンピューターが好きであったり、興味を持っていたりすれば誰でもITエンジニアを目指せるので、未経験でも転職しやすい分野でもあります。
エンジニアはフリーランスで活動できる職業の中で比較的挑戦しやすく、高い収入を期待できる職業です。
クリエイティブ職
デザイナーやカメラマンなどのクリエイティブな職種は年収「400万円未満」と「400〜800万円未満」がほぼ同率の割合で占めています。
人気が出れば1,000万ほど稼ぐクリエイティブ職の人もいますが、300万円近辺が多いです。
また、最近ではwebデザイナーなどのデジタル媒体の案件が多い傾向にあります。
ライター・編集系
ライターなどの出版・メディア系職種は年収400円未満が一番多く16.7%となっています。
他の職種に比べると年収が低い傾向にありますが、800万円以上も一定数いることから、スキルや経験によっては高収入を得ることも可能でしょう。
フリーランスという形態上働き方がおのおの違うので、副業としてはじめやすいwebライターなどが多いことも年収が低くなっている理由の一つです。
コンサルタント
コンサルティング系の職種は年収800万円以上の中でも22.6%とエンジニアに継ぎ大きな割合を占めています。
コンサルタントとは製品やサービスを売るのではなくコンサルティングそのものを商品として対価を受ける職業です。
独立してフリーになることで営業活動などが必須となりますが、より高収入が期待できるので注目を集めています。
高収入フリーランスになるための5つのポイント
では、高収入のフリーランスになるにはどのようにしたらいいのでしょうか。
高収入フリーランスになるための以下5つのポイントについて解説します。
- 専門的なスキルを習得する
- 単価をあげる
- 節税について学ぶ
- マッチングサービスを利用する
- SNSで自身のブランディングをする
専門的なスキルを習得する
職種別の年収からでもわかるように、より高度な知識や専門性をもっていると高単価の案件がとりやすいため、年収UPにつながります。
また、本業のスキルがある程度身についているのであれば別の専門的なスキルを身につけましょう。
たとえば、
・ライター+金融系の資格
・デザイン+コーディング
などのように+aのスキルを身につけることで、フリーランスとしての価値が高くなります。
単価をあげる
一つの案件の単価が上がればそれにともない収入も必然的に上がります。
単価をあげるには前述したとおり、スキルの習得は必須ですが、それ以外にもクライアントとの信頼関係を築いたり、交渉力を上げたりすることも大切です。
クライアント先での単価を上げるには、必ず信頼関係を築いてからにしましょう。
信頼されていれば単価交渉をしたとしても、他で安く受けてくれる人を探す時間や労力とてんびんにかけた場合、信頼のおけるあなたに頼む確率が高いです。
交渉に関しては自分の強みについてわかりやすく、きちんと説明できるようにしておき、より自分の価値が高いように見せましょう。
そのため、クライアントが望むスキルを把握しておくことも重要です。
節税について学ぶ
節税対策を行うことで納税額が抑えられ、手元に残る金額が多くなります。
フリーランスが節税するなら以下3つは行いましょう。
- できるだけ多く経費として計上する
- 所得控除・税額控除を利用する
- 開業届を出して青色申告をする
できるだけ多く経費として計上する
個人事業主が自宅の一室を事務所として使用している場合、家賃の一部や光熱費なども経費として計上できます。
経費として認めてもらうために、事業に必要な物品を購入した際には、その領収書やレシートを必ず保管しておきましょう。
所得控除・税額控除を利用する
控除の利用もフリーランスにとって有効な節税対策の一つです。
一年間の所得金額から一定額を差し引くことができる所得控除や課税金額自体を減額させられる税額控除を利用しましょう。
開業届を出して青色申告をする
青色申告は白色申告に比べて節税できるのが特徴です。
青色申告にすることで青色申告特別控除を受けられたり、経費と認められる支出部分が増えたりするので課税所得を減らせます。
マッチングサービスを利用する
フリーランス専門のマッチングサービスを利用することもおすすめです。
高単価な案件が見つけやすいだけではなく、営業に必要な時間を短縮できるといったメリットがあります。
効率よく案件を獲得できればその分本業に集中できるので、収入UPにつながります。
JOB DESIGNではカウンセラーが希望に沿った案件を紹介してくれて、定期的にフォローもしてくれるのでフリーランス駆け出しの人であっても安定して仕事を取りやすいですよ。
SNSで自身のブランディングをする
SNSで積極的に発信することでクライアントの目に止まり、仕事を受注できるケースが増えています。
SNSでの案件獲得は仲介業者を通していないので比較的高単価な案件と出会える確率があがりますよ。
また、SNSのフォロワーは資産と言われており、フォロワー数が多いだけで「スキルや信用のある人」とイメージづけられます。
フリーランスは働き方や職業で年収は大きく異なる
フリーランスになる人は年々増加しており、ライバルとなる人も増えていくでしょう。
働き方や職種や習得しているスキルなどによって年収の振れ幅は大きいです。
手っ取り早く高収入のフリーランスを目指すのであればITエンジニアがおすすめです。
ITエンジニアであれば専門性の高い仕事ができるため、高収入を狙えます。
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