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IT人材の資格取得は意味がない?転職時に有利になる資格15選を徹底解説

転職

IT業界への就職や転職においては、資格を取得しておくことで有利になる可能性が高いです。

しかし、IT系の資格は種類が多く、どれを取得すればいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、IT系の資格の種類、IT人材が資格をとるメリット、転職時に有利になる資格について解説します。

IT系の資格取得に意味はある?

結論、IT資格を所持していることは、就職や転職、キャリアアップにおいて有利になる可能性が高いです。

資格をもっていることで、個人の能力を客観的に証明できるためです。

採用担当者が応募者のITスキルをすぐに判断することは難しいですが、資格があれば自分の能力を正しく見極めてもらえます。

また、企業によっては資格をもっていると手当として追加報酬がでる場合もあります。

そのため、年収を上げるという点においても、資格の取得は効果的といえるでしょう。

資格の種類

資格には主に3つの種類があり、運営主体によって名称が異なります。

以下では、それぞれの資格について解説します。

国家資格

国家資格は、経済産業省がIT技術者としての知識や技術を証明する資格です。

国家資格は運営主体が官公庁であることから、分野の知識や技術が一定の水準以上に達していると国に認定されているため、高い信頼性を得やすい傾向にあります。

また、資格を取得すれば有効期限がないことも特徴のひとつです。

ベンダー資格

ベンダー資格とは、ソフトウェアやIT機器などを販売するベンダーが実施する試験です。

主に、製品の操作技術や管理技術についての内容となっています。

国家資格は国内で広く認知されていますが、ベンダー資格のなかには世界で通用するものも多くあります。

民間資格

民間資格は、民間の団体や企業が主催する資格です。

それぞれの団体や企業が独自の審査基準を設け、任意で認定する資格になります。

民間資格にはさまざまなものがありますが、資格によって知名度や信頼度には差があります。

IT人材が資格をとるメリット

IT人材が資格をとることには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

以下では、3つのメリットについて紹介します。

専門的な知識が身に付く

資格を取得すると、専門的な知識を体系的に身につけられます。

資格取得に向けた学習では、特定分野の知識や技術を網羅的に学びます。

そのため、知識や経験の定着につながるだけでなく、基礎力の強化や新たな発見ができるでしょう。

また、未経験からIT業界への転職を考えている場合、なにを勉強すればよいかわからない方も多いはずです。

まずは資格取得を目標に学習していくことで、効率的にスキルを身につけられます。

自分の能力を客観的に証明できる

資格は自分の能力を客観的に証明する材料になります。

どれくらいのスキルをもっているかを示すのはなかなか難しいですが、資格を所有していれば一定レベルの知識やノウハウをもっていると証明できます。

転職市場で有利になる

資格をもっていると、即戦力としての能力が求められることが多い転職市場においても役立ちます。

とくにわかりやすい実績がない場合には、資格によって能力をアピールすることが大切です。

また、資格自体が評価されることもありますが、主体的に学習する意欲があると判断されて好印象につながるケースもあります。

IT人材の転職時に有利になる資格15選

IT人材が転職する際に有利になる資格には、どのようなものがあるのでしょうか。

以下では、未経験者、エンジニア・プログラマー、マーケター、マネージャー・コンサルタントに分けて紹介します。

未経験者におすすめの資格

IT業界で働いた経験がなくても、取得できる資格はあります。

就活や第二新卒の転職では未経験は珍しいことではないため、以下の資格の取得を目指してみましょう。

ITパスポート

ITパスポートは、ITを活用するすべての人材が備えておくべき知識に関する国家資格です。

インターネットの仕組み、基本的なIT用語をはじめ、基礎力を身につけられるため、IT業界で働くうえで役立ちます。

合格率は50%と比較的高く、未経験者でも取得しやすい資格です。

基本情報技術者

基本情報技術者試験は、システム開発やマネジメントをはじめ、ITに関する基礎知識に関する国家資格です。

出題範囲は、プログラミング言語・データベース・経営マネジメント・情報セキュリティ・データ構造・アルゴリズムと幅広く設定されています。

合格率は30%と低めですが、受験者の多くは初心者であるため、IT系の資格のなかでは取得しやすいでしょう。

応用情報技術者

応用情報技術者試験は、プログラミング言語やアルゴリズムをはじめ、IT知識の応用力に関する国家資格です。

基本的なITスキルをもっており、実務にも活かせるレベルであることを証明できるため、転職時にも武器になります。

企業によっては資格保有者に報奨金を設けているところもあり、エンジニアがキャリアアップを目指して受験することも多くみられます。

基本情報技術者試験を取得した方におすすめしたい資格です。

エンジニア・プログラマーにおすすめのIT資格

続いて、すでにエンジニアやプログラマーとしての実務経験がある方におすすめのIT資格を紹介します。

オラクルマスター

オラクルマスターは、日本オラクル社の「Oracle Database」シリーズを扱う技術力に関するベンダー資格です。

データベースの知識や実務的なスキルを証明できます。

ブロンズからプラチナまでのランク制度になっており、上のランクを受けるためには下のランクを取得する必要があります。

CCNA

CCNAは、コンピューターネットワーク機器の大手であるシスコシステムズ合同会社によるベンダー資格です。

ネットワークエンジニアの入門資格ともいわれており、ネットワークに関する基礎を身につけられます。

一般的な資格試験と比べると、より専門性の高い知識が求められますが、エンジニア資格のなかではそれほど難易度は高くありません。

LPIC

LPICは、Linux(サーバー)技術者としての知識や技能に関する資格です。

LPICは、カナダに本部を置くNPO法人Linux技術認定機関によって、世界180か国9言語で展開されています。

難易度は、レベル1〜3の3つに分けられており、上位資格を受けるには下位資格の取得が必要です。

情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士は、情報セキュリティに関する国家資格です。

過去に実施されていた情報セキュリティスペシャリスト試験がベースとなっており、セキュリティに関する知識やスキルを身につけられます。

セキュリティエンジニアとして活躍したい方におすすめな資格です。

マーケターにおすすめのIT資格

次に、マーケターにおすすめの資格について紹介します。

初心者でも取得しやすい資格もあるため、ぜひ挑戦してみましょう。

Google広告認定資格

Google広告認定資格は、Google 広告に関して一定以上の知識があることを証明できる資格です。

科目は、検索・ディスプレイ・ショッピング・動画・アプリ・測定の6つに分かれており、1つでも取得すればGoogle広告認定資格保有者となります。

出題される問題は基礎的な問題が多く、難易度はそれほど高くありません。

Google広告のアップデートにともない、問題内容も刷新されるため、最新の知識を学べる点がポイントです。

Yahoo!広告認定資格

Yahoo!広告認定資格は、Yahoo!広告に関して一定以上の知識があることを証明できる資格です。

出題内容は、スポンサードサーチ・Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)・Yahoo!プロモーション広告サービス全般・マーケティング全般です。

基礎的な知識を問うベーシックコース、サービス効果を上げるための運営力を問うアドバンスコースの2種類に分かれています。

Google広告認定資格と比べると、難易度はやや高くなっています。

Facebook認定デジタルマーケティングアソシエイト

Facebook認定デジタルマーケティングアソシエイトは、Facebook・Messenger・Instagramに関する資格です。

主な対象者は、学生や求職者をはじめ、初心者レベルのマーケターとなります。

日本語には対応しておらず、英語・スペイン語・ポルトガル語・繁体中国語・ドイツ語・韓国語のみで受験可能です。

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Googleアナリティクスの運用能力に関する資格です。

内容は、プランニングと仕組み・導入とデータ収集・設定と管理・コンバージョンとアトリビューション・レポート・指標・ディメンションなどです。

難易度としては、普段からGoogleアナリティクスを使用していれば合格できる程度となっており、Web解析の初心者や経験の浅いWeb担当者に適しています。

マネージャー・コンサルタントにおすすめのIT資格

最後に、マネージャー・コンサルタントにおすすめの資格について紹介します。

いずれも比較的難易度は高めですが、その分転職ではより有利になるでしょう。

ITサービスマネージャ

ITサービスマネージャは、情報システムの稼働・品質管理をはじめ、ITサービスのマネジメントスキルに関する国家資格です。

システム運用・管理体制を整えるうえでは幅広い知識とスキルが必要とされるため、試験で求められるレベルも高くなります。

一定の経験を積んだ受験者が多いにもかかわらず、合格率は14%ほどです。

システム監査技術者

システム監査技術者は、情報システムの監査スキルに関する国家資格です。

企業内のシステム監査業務はもちろん、監査法人で企業システムを外からチェックするような業務においても有利になります。

また、企業のセキュリティ担当としてのキャリアアップも目指しやすくなるでしょう。

ITストラテジスト

ITストラテジストは、プロジェクト推進スキルに関する国家資格です。

主に業務改革、サービスや製品の企画・推進、企業の経営方針に沿ったIT戦略の策定などについて問われます。

ほかの試験と比較して難易度が高いイメージがあるうえ、業界内における知名度も高いため、転職時には有利になるでしょう。

プロジェクトマネージャ

プロジェクトマネージャは、システム開発のプロジェクト責任者としてのIT技術や知識に関する国家資格です。

ITの知識だけでなく、プロジェクトに必要な人数・費用などを含めた全体管理能力も求められます。

リーダーとして活躍したい方、プロジェクトメンバーを成長させたい方におすすめの資格です。

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ITスキルやノウハウを客観的に証明できる資格は、IT人材の転職に役立つだけでなく、採用する企業側が人材の能力を把握するうえでも重要視されています。

しかし、本当に大切なことは資格の有無ではなく、スキルや実績の有無であるはずです。

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